20年愛用したいちょうの木のまな板
今使っているのは2代目のまな板です。
1代目は、有次で包丁を決めた際、一緒に購入した大きいサイズのいちょうの木のまな板です。
そのまな板は幅47cmとゆったり広く、厚みも約3cmありました。
包丁のあたりがとても柔らかく、切れ味のよい包丁と相まって、野菜を切る、という作業をいつも幸せな時間にしてくれていました。
ただ、年齢を重ねて、ずしりと重量感のある、そのまな板を持ち上げるのが、すこしずつ負担に思えてきました。
重い、ということは切るときの安定感があります。
でも、毎日の中で何度も繰り返す、持ち上げる、洗う、拭き上げる時に負担がかさなってゆきます。
本当に信頼して使い続けてきたまな板ですが、手にとろうとするときに、一瞬躊躇するようになりました。
そんな毎日を繰り返してゆくうち、年齢とともに使うものを変えていくのは自然なことと思えるようになりました。
今大切にしたいことは、家族が美味しいと思える料理を、毎日、できれば楽しく、ちょっと疲れているときでもあまり負担を感じずに料理できること。
そんな風に考えて20年間愛用したまな板から、今の自分にあったまな板にかえようと思いました。
長くお世話になった有次のいちょうの木のまな板。
もしかしたら料理が好きな子どもが使いたい、と思う時がくるかもしれない、もしくは、別のご縁があるかもしれない、と思い大切に保管しています。
耐熱性エラストマー素材のかまぼこ型まな板
使い始めて2年半になりますが、毎日手にとるたびに、変えてよかった、と思います。
約540g。(横幅約35cm/縦幅約29cm)片手でひょいっと手に取れます。
このまな板でもいつか重く感じて、もっと軽いものに変えたくなる時が来るかもしれませんが、しばらくは大丈夫そうです。
色は黒にしましたが、空間がしまるようでとても気に入っています。
それまでは白やシルバーの料理器具を選ぶことが多かったのですが、黒もいいな、と選択肢が広がりました。
薄くて軽いのですが、野菜をカットするときなど、ずれたりする感じは、私はありません。
また、長方形でも丸形でもなく、このかまぼこ型、というのが私には使いやすく、重宝しています。
料理中は使うたびサッと洗って、拭き上げるのが習慣になっていますが、一日の終わりには食洗器に入れて洗っています。
休日のお昼ご飯、時々いろいろな種類のパンを買ってきて、テーブルで切り分けながら皆で食べる時があります。
そんな時でも、テーブルに置いたときに違和感なく、パンも美味しく見えて、心の中でいいなぁ、と喜んでいます。
サブのまな板も2代目
1代目は母が使っていた小さな木のまな板を譲り受け、つかっていました。
愛着もあり、その、小さな木のまな板を長く使っていましたが、経年劣化があり、何年か前にビタクラフトの小さなまな板に変えました。
なぜベージュにしたのか覚えていませんが、(汚れが目立つようにか、そもそも当時、黒色がなかったのかもしれません)を選びました。
黒にしておけばよかった、という気持ちはいまだに少しありますが、こちらも毎日ちょっとしたものをカットするときに重宝しています。
tower タワー マグネットまな板スタンド
作業台におけるタイプのスタンドを使っていましたが、猫と暮らすようになって、立たせているまな板の角に顔をスリスリしようとするので、保管場所を変えました。
家中、あちこちでお世話になっている山崎実業のtowerシリーズ。
(家を建てる際に、コンロ周りをマグネットがつく素材にしました)
2枚のまな板を合わせても800gないので、(山崎実業のホームページをみても耐荷重の記載はみつけられませんでしたが)危なげなく、使用できています。
使っていないときは列に並んで出番を待ってくれているようで、目にするたび、なんとなく心強く、微笑ましく思えます。
40代をすぎてしばらくしてから、年齢とともに変わってゆくことが色々とあるなぁ、と思っています。
体力、体質、衣食住の好み、旅行の仕方、人とのお付き合いのし方、一人時間の過ごし方。あげたらキリがありません。
いつも、その時々で、自分がしっくりくる、心地よく思えるものにシフトしてゆけたら、と思っています。
*かまぼこ型のまな板は「大タイプ」を使用しています。
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
ほっと一息つける時間がありますように。
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