なんとなく敷居の高かったジャム作り。一冊の漫画がきっかけで気軽に作れるようになりました。
それはドラマ化、映画化、レシピ本も出版されて大人気の「きのう何食べた?」という漫画です。
1巻でシロさんがジャムを作っているお話があって、あれ?随分簡単そうだな、わかりやすいし、半量で作ってみようかな、と思ったのが最初だったと思います。
そして、フランスの自社工場で職人さんの手によってひとつひとつ丁寧に作られた、本体の鋳物に複層のホーローを焼き付け研磨されたル・クルーゼの鍋は酸にも強くジャム作りにも最適、ということを思い出しました。
1パック分のいちごジャム(シロさんのレシピを参考に)
【材料】
〇いちご1パック [今回200g]
〇きび砂糖 苺の重量の25%~30% [今回50g]
〇レモン果汁 少量
【作り方】
①片手鍋の中で苺にきび砂糖をまぶし、3時間くらいおく。
②苺から水けがでているので、中弱火~中火くらいの火加減で耐熱のヘラでまぜながら煮ていく。
③アクが出てくるので丁寧にすくいとる。
④苺の色が抜けて一度白っぽくなる。煮続けていくと、苺に色がもどって、粒が透明なルビー色になる。
⑤苺の粒が全てルビー色になってとろりと煮詰まったらレモンの果汁を少し垂らして完成。
*本のレシピとは分量など少し変えています。
*すぐに食べきる量で作っているので、砂糖の量は通常のジャムよりだいぶ減らしています。
(砂糖の量が少ないといたむのが早いのでご注意ください)
*できたものはアルコール消毒をしたガラス容器に入れています。
少量のくだものを煮ること
一度果物を少量で煮る、ということに慣れるとジャム作りのハードルが大分さがって、気が向いた時にりんごやキウイなど色々な果物でささっと作れるようになりました。
また、その時の自分の気分で仕上がりを調整できるるので、とろりとしていたり、さらっとだったり。自宅で作るからこその楽しみです。
水切りヨーグルトにかけたり、炭酸水で割って飲んだり。焼き菓子をつくる時にまぜこんだり、甘味の少ない自家製ワッフルとの相性もよいです。
ジャム作りは色彩と香りを穏やかに楽しむ癒しの時間
いつもより気持ち穏やかに果物とゆったり向き合うからか、果物の色や形、香りが際立って感じられる気がします。
果物の、よく見ていないと気付かないくらい静かに変わっていく様子も美しくて、ジャム作りの作業すべてが心穏やかに癒される時間です。
ジャム作りに役立つ頼れる道具たち
ジャム作り、と書きましたが、普段の食事作りやお菓子作りなどにも大活躍している、キッチンに欠かせない2つの道具を紹介します。
①ブランシェ・アソシエ ソウ スパチュラ ミニ ブラック
もう20年くらい愛用しています。
古くなったら買い替えて、と使いづづけて、現在のものは3代目です。
とにかく、しなり具合が絶妙でお鍋やボウルやお皿についたソースやジャム、お菓子の生地などを綺麗にすくいとってくれます。指以上に指のように自由自在に動くような感覚です。
一度、サイズが大体同じくらいの有名メーカーのもので、もう少し安価なものを試したことがありますが、そちらは弾力性がありすぎて、思うように生地類をすくいとることができなくて、もどかしく感じました。
食事やお菓子をつくるときだけでなく、食後にお皿に残ったソース類を取り去りたいときも、毎回このスパチュラを使っています。片付けにこれを活用すると、使うウエスの数がごく少なくてすみます。
②タニタ デジタルクッキングスケール KD-320
一番の特長は3000gまで計量できること。
例えばル・クルーゼのミルクパン(1295g)をのせてからでも、ジャムや砂糖を入れても楽々はかってくれます。(都度0に戻すと楽にはかれます)
また最小表示は1gとなっていますが、微量モードというものもあって、 0~300gは0.1g、300~1500gは0.5gで計ることもできます。こちらも細かく計量したいときには便利な機能です。
漫画「きのう何食べた?」について
余談ですが、この漫画に出てくるレシピをヒントに我が家の定番料理になったものも多くあって好きな漫画です。
そしてレシピと同じくらい、穏やかな生活の中で起こる様々なことを主人公の男性二人が自然にだったり、ちょっと動揺したりしながらも、少しずつ成熟しながら暮らしを重ねていっているお話が好きで、終わらないで~と思いながらずっと読み続けています。
ご存知の方の方が多いと思いますが、こちらもおすすめの漫画です。
この投稿で使っているル・クルーゼの片手鍋はこちら↓です。
お読みくださり、ありがとうございます。
今日がよい日でありますように。
コメント