久しぶりの紅筆
久しぶりに紅筆を購入しました。
以前は家用と持ち歩き用の2本を使っていたのですが、育児が始まってからは色付きリップを直接塗るようになり、長く使ってコシもなくなっていたので、数年前に手放しました。
そうして何年かたち、少し前に、ふと「口紅を塗りたいな」と思ったのです。
もちろん直接塗ってもいいのですが、なんとなく、紅筆を使って、丁寧に色をのせたい気分でした。
以前よりも、気持ちにも、時間にも少しだけ余裕がでてきた今の自分にちょうどよい紅筆を探そうと思いました。
「こんな紅筆がほしい」5つの条件

新しく選ぶにあたって、条件を決めました。
〇熊野筆であること
→ごく小さなことかもしれませんが、日本のものづくりの応援をしたい気持ちがあります。
〇全長が14㎝以上あること
→ある程度の長さがあった方が使いやすいな、と思っています。
〇キャップ付きであること
→普段は家用ですが、旅行などにも持っていきやすいように。
〇長く使えること
→できれば長く愛用できる品質のものを。
〇すっきりしたデザイン
→毎日手に取るものなので、素敵だな、と思える佇まいのものを。
心惹かれたSUSUの紅筆

収納した時も、使う時のこの姿も。どちらも心惹かれるデザインです。
いくつかの候補を見比べて、私が選んだのは、SUSU lip brush 10(紅筆)。
長く使うものを購入するとき、もしあれば、そのメーカーの公式サイトを開きます。
SUSUを販売している株式会社 越智の公式サイトを見てみると、呼吸が深くなるような水面の写真とともに心に響く言葉が綴られていました。以下、少し長いのですが引用させてください。
日常の中に筆を。
高価で手に取りにくいものではなく、敷居が高いと感じるものではなく
誰にでも手にとってもらい、毎日の生活の一部として自然に取り入れてもらえる筆を作っていきたい。
そんな思いから、弊社はスタートしました。AI(人工)に変わっていくこの時代で、ナチュラル(天然)であり続けてほしいもの。
長い時間をかけて築き上げてきた、筆司の思いを引き継ぎながら時代の流れに沿うように、新しいものを作っていく。
筆だけではなく、”筆を使うシーン”や”筆を取り囲むもの”にも視野を広げ、ライフスタイル全体に焦点を当てて、自分らしさを表現するお手伝いができたらと思います。
そして、細く長く愛される存在でありたい。最後に、
私が生まれ育った小さな筆の町が、これから先の未来に向けて進んで行くこと、
ほんの僅かな日々のトキメキが積み重なり、
大きな幸せに繋がることを信じて。SUSU ホームページより
こんなに静かに、でも情熱を感じさせ、心に響くような想いをもって作られている商品なら、ぜひ使ってみたいな、と思ったのです。
そして、動物の毛を使わず、高品質のシンセティックファイバー(合成繊維)を使用している点にも、惹かれました。
これまであまり意識してこなかった部分ですが、今後はもし選べるのであれば、動物の毛を使っていないものを選択したいと感じています。

使って実感。朝が楽しみになる紅筆。
実際に使ってみた感想は、ひと言でいえば、「心地良い」です。
〇ちょうどよいコシ
強すぎず、弱すぎず。唇に色を載せるときに、しっかりフィットして塗りやすいです。
〇適度な長さで持ちやすい
使用時はキャップを筆軸の後ろに取り付けることで、全体の長さが約17.5cmになります。(キャップをつけて収納すると約10.5cmになります)
〇シンプルで清潔感のあるデザイン
シルバーと、少しだけみえるくっきりした黒色。潔くて、毎日いいな、と思っています。
◎使い始めてからの変化
はじめは、口紅が使いたいな、と思って購入した紅筆でしたが、今は、すっきりとしたデザインと使い心地の良さに、毎朝、SUSUの紅筆が使いたいから口紅を選んでいます。
今のところほかのブラシを購入する予定はありませんが、次また化粧筆が必要になった場合はSUSUの筆を選ぼうと思っています。
◎商品に対する想いが伝わってくるようなパッケージ

商品は爽やかな青と白が印象的な箱に入って届きました。
普段こういう箱はすぐに資源リサイクルに回すのですが、清潔感があって、目にも心地良く、まだ手元に残しています。
以前、友人が、
「商品が第一だけど、商品を包んでいる箱が魅力的だと、作った人がこの商品を大切に思って作っている、そしてその想いとともに届けてくれているように感じられる」
と話していたことがあって、深く納得したことを思い出しました。
手に取ることが難しくても|ECサイトで購入するようになって変わったこと
出産前は何かを購入するときに、実際に手に取ることのできるお店に少し遠くても出かけて行きました。
今は自由に出かけられる時間が限られているので、ネットで色々な情報をみて、ECサイトで購入することが多くなりました。
手に取って確かめてから購入できないことを、少し残念に思っている時期もありましたが。
ECサイトで購入する場合、衝動的にではなく、冷静に本当に必要かどうか、そして、自分が求めている暮らしを頭に描きながら、明確にしながら、時には思い込みを軌道修正しながら、あせらず購入できるようになってきました。
これからも、自分の暮らしに心地良く寄り添ってくれる道具を、あせらず探していけたらと思っています。
読んでくださってありがとうございます。
健やかな一日でありますように。