朝のはじまりは音楽から
朝はキッチンで音楽をかけるところから1日が始まります。
ここ数年は、SONYのスピーカーをスマートフォンとBluetooth®でつないで、流しています。
朝の光が差し込むキッチンにゆき、いつもの、どこまでも澄んだピアノの優しい旋律がまるで森の中を散歩しているような気持ちになる音楽を流すと、起きたての少しぼんやりとした頭と身体でも、自然と手が動いて、朝食の支度も心地よくはかどります。
そんな、いつもの朝をそっと支えてくれているのが、この小さなスピーカーです。

旧東ドイツ出身のピアニスト
音楽を聴くとき、今はスマートフォンのアプリを利用していますが、HenningさんのCDジャケットはどれも見るだけで呼吸が深くなるようで、ずっと手元に残しておこうと思います。
もし一生一人の人の音楽しか聴けないとなったら、きっとこの方の音楽を選ぶのだろうなぁ、と思いながら、何年も毎朝聴き続けています。
SONYの小さなスピーカー
このスピーカーは、もともと音楽好きの家族が使っていたもの。
片手に乗るほどのサイズなのに、はじめて聴いたとき、色彩豊かな音が溢れ出てくることに驚きました。
音の粒がきらめいて、部屋の中にいるのに、気持ちの良い雨が降り注いでいるような心地良さでした。

音楽とともにあちこちへ
コンパクトサイズなので、車で少し遠出するときや、旅行先にも持ち運びしやすく、いろいろな場所に連れて行っています。
旅行先などで、少し疲れていても、その時に聴きたい曲を心地の良い音で聴くことができると、疲れがさらりと流れてゆくようです。
そして帰ってきたあとには、その旅の間聴いていた曲が思い出とつながり、暮らしの中でその音楽を耳にした時に、その旅の間に感じた空気の香り、頬をなでる風の優しさ、柔らかな色が重なり溶け合ってゆく夕暮れの美しさなどが思い出され、静かな幸せに包まれます。

これからもずっと
一度、デザインにとても惹かれ、他メーカーのコンパクトスピーカーを試したことがありました。
そして、同じ曲を流して聴き比べてみると、音の深さ、繊細さ、豊かさが驚くほど違ったのです。
例えが正しいかどうかはわからないのですが、みずみずしい本物の植物と、丁寧に作られているけれど生命の力は感じられない、造花のように思えてしまいました。
それからは、SONYのこのスピーカー一筋です。
唯一、残念に思っていることは、充電口がタイプCでないこと。
後継機種の充電口がタイプC対応になっているので、もし今のスピーカーが使えなくなったときには、迷わず後継機種のSRS-XB100 を選ぼうと思っています。

あと、汚れが気になってしまうかな?と思いつつも、真っ白があるといいなぁ、とも。
厳しい残暑が続いていますが、皆さまお元気でお過ごしでしょうか。
無理をせず、これからくる秋に想いを馳せつつ、夏の残り香を少しでも楽しめたら、と思っています。
どうかお身体を大切にお過ごしくださいね。